【1分で読める】ビレッジペイストリーとティポトルタの物語｜東京ディズニーランドBGSトリビア

ティポトルタを「ただの温かいおやつ」だと思っているなら、少しもったいないかもしれません。

東京ディズニーランド・ファンタジーランドのスナックワゴン「ビレッジペイストリー」。ここで買えるティポトルタは、実は「旅をしてきた荷馬車」とつながる小さな物語のかけらです。

ビレッジペイストリーとティポトルタの物語

東京ディズニーランドのビレッジペイストリー基本情報

ビレッジペイストリーは、東京ディズニーランド・ファンタジーランドにあるスナックスタンドです。場所は「イッツ・ア・スモールワールド」正面の広場で、アトラクション出口からすぐの位置にあります。食べ歩きにぴったりのファンタジーランドの定番スイーツワゴンです。

看板メニューのティポトルタは、サクサクのパイ生地の中にクリームが入った温かいスティック状のスイーツ。現在はチョコレート＆オレンジとスウィートポテトの2種類が販売されていて、どちらも1本500円（税込）です。（価格・内容は2025年12月時点の公式情報にもとづく記載です）

量としては「軽いおやつ〜小腹みたし」くらい。片手で持って食べやすいので、ファンタジーランドを歩きながら楽しめる食べ歩きスイーツとして人気があります。

旅をしてきた荷馬車というバックグラウンドストーリー

公式サイトでは、ビレッジペイストリーは「手軽なスウィーツを乗せた、カラフルな荷馬車」と紹介されています。つまりここは、単なる売店ではなく、「旅をしてきた荷馬車が、今は村の広場でひと休みしている」という姿として置かれていると読めます。

長い旅のあいだに、いろいろな土地で出会ったパイやケーキを少しずつ積み込んで、このファンタジーランドの村にたどり着いた——。荷馬車の側面に描かれた模様や積まれた箱も、その旅の名残だと思って眺めると、一枚の写真の中にストーリーが生まれます。

イッツ・ア・スモールワールド前にある理由

ビレッジペイストリーのすぐそばには、「世界中の子どもたちが歌う旅」を描いたイッツ・ア・スモールワールドがあります。世界をめぐるボートから降りた広場に、「旅を続けてきた荷馬車」が止まっている。この組み合わせ自体が、一つの小さな演出と考えることができます。

2025年には「イッツ・ア・スモールワールド with グルート」が開催され、ティポトルタの包み紙も、グルートが地球各地を旅する姿が描かれた特別なデザインになりました。世界中をめぐるアトラクションを楽しんだあと、同じ広場で「旅するスイーツ」を味わう。そう意識すると、わずか数分の休憩にも小さな物語が通います。

ティポトルタという名前の小さなひみつ

ティポトルタという名前の由来は公式には説明されていませんが、ファンのあいだでは「tipo（種類）」と「torta（ケーキ）」を組み合わせた造語なのではないか、という説があります。（考察です）

もしこの説が近いとしたら、「ティポトルタ」は「いろいろな種類のケーキやパイが詰まった荷馬車」を象徴する名前とも受け取れます。旅の途中で集めた甘い記憶を1本のパイにぎゅっとまとめて、村の広場で分け合っているイメージです。

20〜30代女性目線での楽しみ方

仕事や家事、育児で忙しい日が続くと、パークでも「乗りたい」「食べたい」で予定がぎゅうぎゅうになりがちです。そんな一日のどこかで、「ティポトルタをゆっくり1本食べる5分」を自分へのごほうび時間として確保してみてください。

一人ディズニーなら、「午前中にひと通り乗り終えたあと、イッツ・ア・スモールワールドでふっと力を抜いて、そのままティポトルタで心を落ち着ける」という流れ。友だちディズニーなら、「ボートを降りてから広場で写真を撮り合いながら半分こ」。パートナーディズニーなら、「アトラクションの余韻を共有しつつ、ティポトルタ片手に次の予定をゆっくり相談する時間」。

同じティポトルタでも、「誰とどんな会話をしながら食べるか」で記憶の残り方が変わります。ビレッジペイストリーを、アトラクションの合間に心を整える「小さな休憩場所」として覚えておくと便利です。

今日のまとめと「次の一歩」

ビレッジペイストリーは、旅をしてきた荷馬車が村の広場でひと休みしているスイーツワゴン。

ティポトルタは、その旅の記憶がぎゅっと詰まった温かいスティックパイ。

イッツ・ア・スモールワールドと組み合わせて楽しむと、大人のパーク時間が少しだけ深くなる。

次に東京ディズニーランドへ行くときは、「イッツ・ア・スモールワールド」に乗ったあと、ビレッジペイストリーでティポトルタを1本買って、広場で写真を1枚撮ってみてください。その一枚が、あなたの中だけの「旅のアルバム」の1ページになります。

この記事を読みながらティポトルタを食べたら、XやInstagramで「#ティポトルタで小さな旅」と一言そえて投稿してみるのもおすすめです。同じ物語を楽しんでいる人たちと、ゆるくつながるきっかけになります。

※価格・販売状況などの数値情報は、東京ディズニーリゾート公式サイトおよび公式プレスリリース（2025年12月時点）の内容をもとにしています。名前の由来など一部は、ファンの考察を参考にした解釈です。

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