ディズニーシー・イリュージョンルームとは？フォートレス・エクスプロレーション砦のだまし絵トリックアートとレア体験

東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーで、
デートや女子旅のときに「よく分からないけど映えそう」と撮った、
ゆがんだ壁の写真がカメラロールに残っていないでしょうか。

その正体が、砦アトラクション「フォートレス・エクスプロレーション」の一室、
「イリュージョンルーム」です。

床や壁にバラバラな模様が描かれ、近くで見ると少し不思議なのに、
入口近くの丸いレンズ越しにのぞくと一枚の絵になる、
不思議なトリックアート（だまし絵）のフォトスポット。
ここでは、場所と仕組み、そして実際に体験したレアな出来事まで、
さっと分かるようにまとめてみます。

ディズニーシー・イリュージョンルームとは？フォートレス・エクスプロレーション砦のだまし絵トリックアートとレア体験

イリュージョンルームは砦のどこにある？場所と雰囲気

イリュージョンルームは、メディテレーニアンハーバーの奥にそびえる砦、
「フォートレス・エクスプロレーション」の内部にあります。
ハーバー側から橋を渡って砦エリアに入り、
振り子の塔や惑星の部屋へ向かうルートの途中にある、小さな石造りの部屋です。

少し暗めの照明と、床・壁一面に広がるゆがんだ絵が特徴で、
大きなライド型アトラクションのように長時間並ぶことはほとんどありません。
待ち時間の合間にふらっと立ち寄れる、静かな穴場トリックアートスポットとして、
ゆっくり写真を撮りたいときにも向いているエリアです。

レンズ越しに一枚の絵になる、だまし絵トリックアートのしくみ

この部屋のしくみは、遠近法とレンズのゆがみを利用したものです。
床・壁・天井に分かれて描かれた模様は、近くで見ると伸びていたりつぶれていたりして、
肉眼だけでは不自然な「失敗した絵」のように見えます。

ところが、入口付近に設置された凹レンズの前、決まった位置からのぞくと、
最初から「そのレンズで見ること」を前提にゆがめて描かれているため、
レンズのゆがみと絵のゆがみがちょうど打ち消し合い、
奥行きのある一枚の絵として自然に見えるように計算されています。

つまりイリュージョンルームは、
「見る位置が決まっているトリックアートの部屋」というわけです。
近づきすぎるとただのバラバラな模様ですが、
少し離れてレンズ越しに見ると、美しい一枚の絵になる構造になっています。

朝いちに体験した、レンズのすぐ前からのレアな撮影

先日、朝いちばんの比較的空いている時間にフォートレス・エクスプロレーションを歩いていたとき、
イリュージョンルームにはほとんど人がおらず、部屋の中をのんびり眺めていました。

ふだんはレンズの手前のラインから覗くだけなのですが、
通りかかったキャストさんが、
「よろしければ、中に入ってレンズ越しに撮影されますか」と声をかけてくださいました。

安全を確認したうえで、特別にレンズのすぐ前の位置まで案内していただき、
スマートフォンをレンズに近づけて撮影すると、
それまでバラバラだった模様が画面の中でぴたりと重なり、
頭の中でぼんやりしていた仕組みが、その瞬間にすっと腑に落ちました。

これは朝の空いている時間帯とキャストさんの心配りが重なったレアなケースで、
いつでも誰でも同じ体験ができるわけではありません。
それでも、「一番きれいに見える角度」をそっと教えてくれるところに、
ディズニーらしいやさしさを強く感じました。

まとめ｜砦を歩くときは、「どこから見るか」も楽しんでみる

イリュージョンルームは、
ただの不思議なフォトスポットではなく、
「どの位置から見るか」で世界の見え方が変わることを、さりげなく教えてくれる部屋です。
近づきすぎると全体が分からなくなり、少し離れて見るときれいに見える、という感覚は、
日常の人間関係や仕事の場面にも、どこか通じるところがあるかもしれません。

同じフォートレス・エクスプロレーションの中には、
地球の自転を体で感じるディズニーシー砦アトラクション「振り子の塔（ペンデュラムタワー）」や、
太陽のまわりを回る惑星を体験できるディズニーシー砦アトラクション「惑星の部屋（チェンバー・オブ・プラネット）」もあります。

をあわせて読んでいただくと、砦全体が「世界の見え方を学べる場所」だと感じやすくなると思います。

次にディズニーシーへ行くときは、
振り子の塔 → イリュージョンルーム → 惑星の部屋 と歩きながら、
「どこから見ると一番分かりやすくて、自分らしい写真になるか」を意識してみてください。
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