学校の勉強って必要?

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学校の先生
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こんにちは、旦那のたつです!

お忘れの人もいるかと思いますが、わたし、中学校の先生やっているんですよ!

気が付けば講師で7年、教員で7年、合計14年ほど、教育の世界に身を置いています。

今回は、いつもと趣向を変えて、教員やってて生徒からよく受ける質問に私なりに回答してみようかと思います。

先に断っておきますが、ここに書かれたことが正解というわけでなく、一個人の意見として参考にしていただければと思います。

少なくとも、私が質問受けたらこう答えるというだけなので、ほかの方々の意見を否定したりする意図は全くありませんので、ご理解願います。

今回の質問はこれ。

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「学校の勉強って必要なんですか?」

よく生徒から受けますね~、この質問。

因数分解って社会に出たときに必要なんですか~?(・∀・)ニヤニヤ

ズバリ、たつ先生がお答えしましょう!!

「必要ない!!」( ・´ー・`)

ええ~!数学の先生がそんなこと言っちゃっていいんですか!?とよく言われました(笑)

だって、必要ないでしょ。因数分解。どこで使うん???みなさん、因数分解、知ってます??知らない人は生活できなかったり、それが原因で損したことあります??ないでしょう。

もちろん、小学校で学んだことについては必要なことが多いと思います。加減乗除、漢字などなど。ですが、中学校以降、特に後半に行くにつれて、知らなくても問題ないことのほうが多くなってくるんですよ。

だって、テレビ番組で「小学5年生より賢いの?」で、小学校の問題でさえ間違える人多いじゃないですか。(私も間違えます。)間違えた人、社会に出たときに損してますか?・・・そういうことですw

もちろん、一部の人には必要な知識ですが、そんなのググればいいだけだと思います。

じゃあ、学校の勉強って無駄なの??

じゃあ、学校の勉強はしなくていいじゃん、となりそうですが、そうではありません。必要なのは、課題をどのように攻略していくか、それを考える力が必要なのです。

数学の知識自体は必要ないかもしれないけれど、数学でいい点数を取るためには、どこを覚えておけばいいか、どこまで理解しておけばいいか、そういうセンスを身に着ける必要はあるのです。

社会で必要なのは、課題を乗り越える力

大人になったときに必要なのは、学校で学んだ知識というよりも、目の前の答えのない課題をどのように攻略していくかを考え、実行する力です。ですから、攻略の方法は、各々で違っていていいのです。

例えば、ある商品を売るという課題があったときに、大勢の前でしゃべるのが得意だから、たたき売りをしよう!でもいいですし、分析が得意だからこの商品を必要としている人を調べて、そこに売り込もう!でもいいわけです。どっちにしろ、売れればいいわけですから。

このように、与えられた課題を攻略するということが大切です。ですから、自分が得意なやり方で攻略すればいいのです。

学校の勉強で考えると

学校の勉強で言うなら、わかりやすい課題は定期考査です。

課題:教科書のここからここまでの内容で、50分100点満点の試験をします。できる限り、高い点数を取りなさい。

この課題をどのように攻略しますか?

試験の時期がわかっているから、日々、学校で学んだことを復習して攻略するでもいいですし、試験前2週間は復習に当て攻略するでもいいわけです。予習してから、授業を受けることで攻略する人もいるでしょう。

自分に合った攻略方法を考え、実践し、改良していくわけです。

鉛筆コロコロで100点取れると思うならそれでもいいでしょう。しかし、気付くはずです。課題を攻略できないことに。

つまり、攻略をどのようにするかを考え、乗り越える力を身に着けることが重要なのです。

絶対100点を目指す!?いやいや、目標は人それぞれ。

課題の目標は人それぞれで構いません。そもそも、必ず100点を目指さなきゃダメってことではないのです。

自分の現状、将来の夢などで、各自目標を設定して取り組めばいいのです。

例えば、野球選手を目指している人がいたとして、練習に取り組みたいから、補習にならない点数、30点以上は取りたいという目標ならば、それでもかまわないということです。

成績3を目指している人は、50点を目標にすればいいと思います。大切なのは、課題を攻略すること。できれば、今の自分より少し上の目標設定がいいですね!

興味を持てたことは徹底的に!

その攻略をする中で、興味が持てたものについては、さらに理解を深めていきましょう!

結局、一番効果的な攻略法は、その学習に興味を持つことです。興味のあることについては自分で調べたり、勉強したりするからです。

教員は、その教科に興味を持てるように授業をしています。だから、中学からは、自分が一番好きな教科を教える先生たちが授業をしています。

中学校からは変な先生が多い!?

中学、高校の先生には多いでしょう?「この数式、美しい!!」「この文章のこの表現、あぁ、秀逸…」「歴史、それは過去の人々の作り上げた至高のドラマ…」とかいう、変な先生たちが(笑)※セリフについては私の勝手な想像です。

そりゃそうです。先ほども述べた通り、一番効果的な攻略法は、その学習に興味を持つこと。興味を持ってもらうためには、その教科を好きな人から教えてもらうのが一番だからです。

例えば、ポケモンのことを勉強したい!と思ったときに、ポケモンを好きでもない人から、「これはヒトカゲです。レベル16で進化しリザードになり、レベル36でリザードンに進化します。」とか教わっても、つまんないじゃないですか。そんなん、攻略本みりゃ載ってるから知っとるわ。みたいな。

でも、ポケモン好きな人から、「これはヒトカゲ!初代ポケモンの御三家の一匹だね!あ、御三家っていうのは最初に選ぶポケモンのことで、ほかに、ゼニガメとフシギダネがいて、この三匹が御三家って呼ばれてるのよ!それで・・・」

みたいなほうが、聞いてて面白くないですか?(笑)好きだからこそ知っている、攻略本にない知識まで教えてくれたほうが、興味持ちやすいですよね。

学校の授業も同じで、教科書に書いてあることをわかりやすく説明はするのですが、教科書にないことまで教えがちなのは、先生たちがその教科のことを好きだからにほかなりません。意外と、記憶に残っている授業って、教科書の内容から脱線したときの話ってことないですか?そういうことです。

結論

いろいろ書きましたが、結論から言うと「学校の勉強自体は大人になったとき必要ないけど、学校の勉強程度のことは攻略できるようにしよう。課題を攻略するスキルは大人になって必要だからね。興味がある教科については、独自に深掘りしていこう!」ということになります。

「程度」とあえて書いたのは、学校で学ぶことには答えがありますが、社会に出た時の課題には答えがないことが多いからです。

もし、子供から「学校の勉強って必要なの?」と聞かれたら、「素因数分解はSuica等を識別する暗号技術に使われていてね・・・」みたいに、無理やり必要な理由を作り出すのではなく、勉強の内容が直接必要なわけではなく、勉強する方法を身に着けることが大切と答えてあげるといいのではないでしょうか。

子供の質問にうまく答えられなかった人、その質問ずっと疑問に思ってたという人の、少しでも参考になっていれば幸いです。

また、このようなよくある質問に答える記事を書いていくかもしれません。何かご意見、ご感想があればコメントしていただけるとうれしいです。

ではでは~♪

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