特別支援教室って何?①その必要性と背景に迫る!

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学校の先生
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こんにちは!旦那のたつです!

最近、友人に特別支援教室で働いてるんだ~と話したところ、特別支援教室って何?と聞かれ話しました。

そういえば、みなさん、特別支援教室って聞いたことありますか?

意外と知らないという人も多いのではないでしょうか。

それもそのはず。特別支援教室ができたのは、割と最近の話だからです。

なので、特別支援教室で働いている私が実体験や東京都の出している「特別支援教室の運営ガイドライン」をもとに特別支援教室とは何なのかを分かりやすく解説していこうと思います。

今回は、特別支援教室がなぜ必要なのか、その背景についてお話ししていきます。

それでは行ってみましょう!

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国の発達障害教育に関する状況はどうなってるの?

始まりは2004年(平成16年)に公布された「発達障害者支援法」。その法律で、国と地方が発達障害のある子供たちにしっかりとした教育を提供する責任があると明言されました。

その後、文部科学省が2012年(平成24年)に発表した調査によると、学習や行動に困難を感じる可能性のある子供たち(正確には、知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面で著しい困難を示す発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童・生徒)が小学校で7.7%、中学校で4.0%いることがわかったんです。それって、小中学校全体で言うと6.5%。

しかも、そのうち93.3%が特別な指導(通級)を受けていなかったんですよ。

※「通常の学級に在籍する発達障害の可能性の ある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」より

2016年(平成28年)には、「発達障害者支援法」が改正され、更に支援を強化する方針が決まりました。

具体的には、「個別の教育支援計画」を作る推進や、いじめ防止など、いろいろな面でのサポートが強化されることになりました。

東京都教育委員会も調査をしたら…

国の調査結果を受けて、東京都も発達障害のある児童・生徒の在籍状況 や現在受けている指導・支援の状況を把握するため、平成 26 年度に小学校、平成 27年度に中学校で調査を行いました。

都教育委員会が行った調査によれば、小学校で552,897人、中学校で228,340人の生徒が通常の学級に在籍しています。

その中で発達障害の可能性があるとされるのは、小学校で6.1%(33,661人)、中学校で5.0%(11,326人)です。

さらに、これらの子供たちのうち、小学校では48.9%、中学校では28.3%が特別な指導(通級)が必要とされています。

特別支援教室の運営ガイドラインより

このようなデータを踏まえ、都は全ての公立小・中学校に特別支援教室を導入する方針を固めました。

まとめ

発達障害のある子供たちが十分な教育を受けられるよう、国や地方が色々と動き出しています。

特別支援教室はその一環で、これからどんどん普及していくことが期待されているんです!

なので、まだいろいろ制度の変化が多かったり、指導方法が手探りだったりするところもあるのですが…(;^_^A

次回は、特別支援教室の目的や効果について深堀りしていく予定ですので、ぜひお楽しみに!

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特別支援教室を検討している保護者の方や特別支援に興味がある人の参考になれば幸いです!

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それでは皆さん、また次回もお楽しみに!

ではでは~♪

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