こんにちは、旦那のたつです!
今回は、東京ディズニーシーの「ソアリン:ファンタスティックフライト」を紹介していこうと思います。
このソアリン、世界で4か所(フロリダ・エプコット「ソアリン:アラウンド・ザ・ライド」、カリフォルニア「ソアリン:アラウンド・ザ・ライド」、上海「ソアリン:オーバー・ザ・ホライゾン」、あとディズニーシー)にある人気アトラクションなんですが、それぞれストーリーが全然違うんです。
それに伴い、建物の外観や世界観がそれぞれのパークごとに設定されています。
ちなみに、上海のストーリーは、アポリ族の女性がシャーマンに出会い、シャーマンの力によって鳥のように世界中をめぐることができるようになった、みたいな感じで全然違います!
今回紹介するのは、もちろん、東京ディズニーシーの「ソアリン:ファンタスティックフライト」です。個人的には、一番バックグラウンドストーリーが練られていて、楽しいと思います!一番新しいソアリンなので、設備も最新!
この記事で、バックグラウンドストーリーを知れば、よりソアリンを好きになること間違いなしです!
それでは行ってみましょう!
ソアリンファンタアスティックフライトってどんなアトラクション?
学校の友達から、「シーに行くならソアリンに乗ったほうがいい」って言われたんですけど、そもそもソアリンてなんなんですか?
2019年7月23日にオープンしたフライトシミュレーション型アトラクションだよ!「ドリームフライヤー」という飛行機に乗って、世界中の空を冒険するんだ!
まずは基本情報から、押さえておきましょう!
- 提供 新菱冷熱工業株式会社(TDRの蒸気船マークトゥエイン号と同じだよ!)
- エリア メディテレーニアンハーバー
- 所要時間 5分
- 定員 87名
- シアター数 2シアター
- プレミアムアクセスあり 2,000円
- 撮影について 待機列はOK 最近、プレショーも撮影OKになったよ!
利用制限について
- 身長102㎝未満 利用不可
- 乗り物に一人で座って安定した姿勢を保てない方は利用不可
- 妊娠中の方はご利用をご遠慮ください。
- 高所に不安のある方、乗り物に酔いやすい方はご利用をご遠慮ください。
シアター+ライドのようなアトラクションです。「スターツアーズ」や「ニモ&フレンズ シーライダー」のような感じです。
カメリア・ファルコという女性が発明した「ドリームフライヤー」で世界の空を冒険します。雲の中を通り抜ける時には風を感じたり、海では潮の香、花壇の近くを通過するときは花の香、はたまた土や草の香など、視覚、聴覚だけでなく、触覚や嗅覚などで冒険を体験することができます。
待ち時間は、非常に長くなる傾向にあります。2000円かかるプレミアムアクセスも午前中で完売してしまうことも多く、ソアリンの人気さがうかがえますね!
ソアリンの舞台について
ソアリンに来てみたけど、すっごい立派な建物だな~!
あの建物は「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」という博物館なんだ!現在、カメリア・ファルコという女性の生誕100周年を記念した特別展の真っ最中なんだ!
このアトラクションの舞台になるのが、1901年のファンタスティック・フライト・ミュージアム。
今日、この博物館では飛行の研究に情熱を注ぎ、未来を夢見て努力を続けた女性「カメリア・ファルコ」の人生を振り返る特別展をしています。
展示の目玉は、彼女の最大の発明「ドリーム・フライヤー」展示です。
われわれ、ゲストはその特別展を見に来たのです!
カメリア・ファルコって誰?
さっきから、「かめりあ・ふぁるこ」って人がたくさん出てきたけど、どんな人なの?偉い人?
ごめんごめん!そういえば、「カメリア・ファルコ」のことを話していなかったね!彼女はこの博物館の2代目の館長で、空を飛ぶことにあこがれ、努力を続けてきた人なんだ!偉いかは人によるけど、偉大な人ではあるね!
カメリア・ファルコ
1801年生まれ
彼女は、小さい頃から、空を飛ぶことに興味を抱いて育ち、大人になってからも、飛行機の研究と開発に情熱をささげてきました。
彼女の思想は「イマジネーションや夢を見る力があれば、時空を超え、どこにでも行くことができる」
この思想通り、未来を夢見て空を飛ぶことにあこがれを抱き続けて、空飛ぶ乗り物「ドリーム・フライヤー」を完成させました。
1850年からはファンタスティック・フライト・ミュージアムの2代目館長を務めています。
また、翌年、1951年には女性で初めて、探検家・冒険家学会「S.E.A.」の会員に認められています。当時、男性会員しかいなかったS.E.A.に女性会員が入ったということで、ニュースは世界中に広がって、一躍、時の人になりました。
1875年に74歳で亡くなるまで、空を飛ぶことに関して努力をし続けました。
S.E.A.ってなに?
「S.E.A.」?どっかで聞いたことはあるような気がするんだけど「S.E.A.」ってなんなの?
「S.E.A.」は探検家・冒険家らが各々の旅路での新たな発見、知識、芸術を世界中へ広めるために活動をしている学会のことだよ!
「S.E.A.」は「冒険」「ロマンス」「発見」「発明」を重要視し、新しい知識の取得に尽力するために設立された学会です。ちなみに、「S.E.A.」とは「Society of Explorers and Adoventurers(ソサエティ オブ エクスプローラーズ アンド アドベンチャーズ)」の略です。
1538年8月12日に創設されました。創設時は12人のメンバーが所属していました。彼らはフォートレス・エクスプロレーションを活動拠点にしており、そこにはその12人の肖像画が描ざれれています。
その12人は以下の通り。
- バスコダ・ガマ
- クリストファー・コロンブス
- フェルディナンド・マゼラン
- フランシスコ・ドレーク
- マルコポーロ
- レオナルドダヴィンチ
- レイフ エリクソン
- ピュアテス
- ティコ・ブラーエ
- エンリケ航海王子
- イブン・バットゥーダ
- クラウディオス・プトレマイオス
みんながどこかで聞いたことのある、超有名な人達が創設したことがわかりますね!
実は、この「S.E.A.」のメンバーは、世界中のディズニーで活躍しているのです。
1890年以降の所属メンバーを一部を紹介すると
- ヘンリーミスティック卿(香港ディズニーのアトラクション「ミスティックマナー」の館の主)
- メアリー・オーシャニア(調査船オーシャニアの船長。ディズニー・タイフーン・ラグーンのアトラクション、ミスアドベンチャーフォールズのメインキャラクター。)
- ハリソン・ハイタワー三世(ホテル・ハイタワーのオーナー。ディズニーシー「タワーオブテラー」で失踪した人)
- バーナバス・T・ブリオン(フロリダのビッグサンダー・マウンテンにて、ビッグサンダー・マイニング・カンパニーを設立、採掘を続けている。)
- アルバート・フォールズ博士(貨物運送会社であるサファリ・トレーディング・カンパニーの運営で行き詰まり、ジャングルクルーズを設立した。)
ほかにも、たくさんのメンバーが、世界中のディズニーリゾートで活躍しています。
世界のディズニーランドのバックグラウンドストーリーには、なくてはならない学会、それが「S.E.A.」なんです。
ちなみに、ファンタスティック・フライト・ミュージアムは、2代目館長のカメリア・ファルコがなくなってからは「S.E.A.」が運営をしていたりします。
カメリアの情熱の根源
カメリアは、そんなすごい学会の初めての組成会員だったんだね!でも、なんでそんなに空を飛ぶことに情熱を燃やせたんだろう?
それは、彼女の父親でもあり、博物館の初代館長「チェッリーノ・ファルコ」の影響が大きいと思うよ!実は、父親も空を飛ぶことに情熱を燃やしていたんだ!
彼女の父は「チェッリーノ・ファルコ」。1815年にファンタスティック・フライト・ミュージアムを創設し、初代館長になった男です。
カメリアは、チェッリーノ・ファルコに多大な影響を受け、幼い頃から空を飛ぶ事に強い関心を示していたのです。
ファンタスティック・フライト・ミュージアムのみどころ
アトラクションに行く前から、楽しくなってきちゃった♪よーし、さっそくアトラクションに乗りに行くぞー!!と思ったら、列が長い!暇だー!!
大丈夫!アトラクションのキューラインにも見どころがいっぱいだから、並びながら解説していくね!並んでる時間も楽しくて、あっという間に乗れちゃうさ♪
このソアリン、長い待ち時間も楽しめる要素がたくさんあり、並んでいる時間も全然暇になりませんよ!もちろん隠れミッキーを探すのも楽しいのですが、ここではもっと、ストーリーにかかわる見どころを紹介していきましょう!
敷地に入ると
飛行に関する神話のレリーフが外壁に飾られています。正面にはイカロスとダイダロスの神話の絵が飾られています。でもこの神話、蝋でできた翼で太陽に近づきすぎて、墜落したとかじゃなかったっけ?ま、いっか!
正面の左下にも注目!この建物の定礎があります。そこには博物館の創設者である「チェッリーノ・ファルコ」の名前とオープの年の「1815」。そして、「飛行へ精神をささげる」という文字が刻まれています。
さらに進むと、カメリアの相棒のファルコン・アレッタの像もありますよ!
特別展のタペストリーも飾られています。アレッタだけでなく、カメリアの肖像画も掲げてあるので、ぜひご覧くださいね!
中庭
偉大な歴史上の人物が描かれています。
- バルトロメウ・デ・グスマン(博物学者)
- アルキタス(古代ギリシャの哲学者)
- サージョージ・ケイリー(航空学の父)
- ベスニエ(フランスの錠前屋)
- フランシスコ・ラナ・デテルツィ(飛行機の概念を生み出した)
- モンゴルフィエ兄弟(熱気球を発明)
- レオナルド・ダ・ヴィンチ(羽ばたき飛行機・オーソニプターを発明)
この中で、唯一、実物の発明品を見ることができるものがあります。それは、レオナルドダヴィンチのオーソニプター。
フォートレス・エクスプロージョンの砦の上に置いてある人力飛行機が、オーソニプターです。興味のある人はぜひ見に行ってみましょう!3年くらいずーっとなかったのですが、最近、復活したようですよ(^^♪
ロビー
博物館の歴史が飾られています。この博物館に、世界中の様々な要人が訪れていたことがわかります。
また、1812年、起工の絵には、入り口で見た定礎が描かれています。
さらに、オープニングセレモニーでテープカットする様子が描かれている絵もあります。テープカットしているのが、初代館長でカメリアの父、チェッリーノ・ファルコです。近くに、黄色いドレスでアレッタをつれた14歳のカメリアの姿もありますよ!確認してみてくださいね♪
ちなみに、そのオープニングセレモニーでのチェッリーノのスピーチの原文も展示してあります。このスピーチの内容が、ディズニーランドオープンの時のウォルトディズニーのスピーチと酷似しているのは内緒♪しかも日付がディズニーシーのオープンした日の9月4日で同じなのは運命なのか、偶然なのかw
レセプション(受け付け)
見てほしいところは受付正面左にある、土地の購入証明書。1807年4月15日(TDLオープン日)にゼーノ・ザンビーニより購入したことがわかります。
また登場してきましたザンビーニ一族!ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテを経営するザンビーニ3兄弟の祖先にあたる人ですよ!すごいなザンビーニ一族!
また、正面にある時計にも注目!7:23で止まっています。あれ?ソアリンのグランドオープンした日がたしか7月23日…何かの偶然でしょうかねぇ~♪
受付においてある名簿にも気になる名前が!ザンビーニ3世!!
ぅおーー!またでたー!!(笑)しかも「博物館の近くにレストランがあってもいいのかもしれない」ってメモが!!やってくれました、ザンビーニ一族!
あれ?近くにザンビーニブラザーズリストランテがあったような…そういうことです(笑)
常設展
常設展では生物・考古学・技術・歴史のテーマに分かれて、飛行に関するものが飾られています。
中には、魔女のほうきや空飛ぶじゅうたんの一部なども飾られており、飛行とあらばイマジネーションでも差別せず研究していた真摯な姿勢がうかがえますね!
中央には オベリスク、古代エジプトの記念碑が飾られています。そこには「S.E.A.」のエンブレムがついています。
特別展示(カメリア・ファルコ生誕100周年記念展示)
さぁ、この先は特別展です!テラスにはドリームフライヤーが展示されており、今回の展示の目玉となっています!
この先は、皆さんで確認してきてください!
特別展、すごく楽しみだなぁ!ここまでの展示もすごく楽しかった!
特別展もすごく楽しいよ!ただ、この博物館には、最近あるうわさが流れているんだ…
う、うわさ…?悪い噂じゃないよね???
最近、「カメリアの動く姿をみた」「カメリアの話している声がした」って職員の中で噂になっているんだ。25年以上前に亡くなっているはずなのに…
え!?急にホラーじゃん!こわ!!!
まぁ、あくまで噂だから!さぁ、特別展に行ってらっしゃい!!
まとめ
いかがだったでしょうか?この特別展にて、不思議な体験とともに、ドリームフライヤーに奇跡的に乗れてしまったりするわけなんですね!
ソアリン、行きたくなってきちゃいました?w今回紹介したバックグラウンドストーリーを確認しに、ぜひソアリンに乗ってみてください!
ディズニーは、作りこまれたストーリーも魅力の一つです。実はほかのアトラクションにも、世界のディズニーにも、S.E.A.が深く関係していることがあります。
今回の記事で、ソアリンのストーリーを知って、より楽しんでくれればなによりです!
また、このようなディズニーランドのバックグラウンドストーリーに焦点を当てた記事をアップしようと思いますので、読んでいただければ嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではでは~♪
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